Story
映画『東京島』オフィシャルサイトへ私は生きる。
男たちはどうする。
- 「お前、変わったな」―サバイバルに目覚めた女
- 夫婦ふたり旅の途中で嵐に遭い、清子と隆は無人島に漂着する。東京では夫に従うだけの主婦だった清子だが、蛇を捕らえて食料にするなど、思いがけないサバイバル能力を発揮。一方、隆は小屋に閉じこもって心身ともに衰弱していき、何の役にも立たない。清子は、東京から持ってきた荷物の中で、一番いらないのは隆だったと気付く。
- 「みんなが私を欲しがっている」―無人島の女王になった女
- ある日、16人の若い男たちが流れ着く。彼らは島を「東京島」と名付け、“シブヤ、ブクロ、ジュク”などと集落を作り、共同生活を始めた。事故か自殺か、それとも誰かの仕業か、隆が崖から落ちて死亡。まもなく清子はカスカベと夫婦同然の暮らしを始める。男たちは島でたったひとりの女である清子を女王のように崇めるが、嫉妬深いカスカベは、彼らが清子に取り入ることを許さなかった。
- 「犯人はこの中の誰か、かも?」―泣き崩れる不吉な女
- 更に密航に失敗した6人の中国人たちが流れ着く。彼らは野生の豚を狩って解体するなど、日本人よりも遥かに逞しかった。清子はリーダー格のヤンに気に入られ、豚肉を分けてもらうが、カスカベは清子が身体と交換に肉を手に入れたと疑い、中国人を「ぶっ殺してやる」と乗り込んでいく。翌朝、崖の下でカスカベの死体が発見される。「中国人に殺られたのか」と怯える男たち。彼の死を境に、島のバランスは崩れ始めた
- 「清子さんの夫をクジ引きで」―年下の男にときめく女
- 途方に暮れていた清子のもとに、オラガがやって来て、争いを避けるために、清子の夫をクジ引きで決めることにしたという。最初は嫌がっていた清子も、「私は東京島のトキ、絶滅寸前の天然記念物だから仕方ないのね」と了承する。クジ引きの日、清子はエルメスのスカーフで仕立てた大胆なビスチェをまとい花嫁気分で登場するが、夫に立候補したのは、たったの6人だった。そして、清子の3番目の夫に決定したGMは、漂流時に記憶を失くした、という謎めいた優しい男。そんなGMに母性本能をくすぐられ、いつになくときめきを感じてしまう。
- 「俺の女になるなら乗せてやる」―二股をかけるタフな女
- しかし清子は、ルールを作り平穏に暮らそうとする東京人たちに苛立ちを感じていた。脱出計画をたてながらも逞しく生きる中国人に比べ、日本の若い男たちは平和ボケで酒浸り。やがて、小さなイカダ船を完成させたヤンは、「俺の女になるなら乗せてやる」と清子を誘う。一度は断った清子だが、島から出れば美味いものが食えるというヤンの言葉に、思わず船に飛び乗った。